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【当社の強み】プロジェクト・自動化対応力

プロジェクト案件の成功に向けて

当社には、大企業とのいくつものプロジェクトを成功させてきた経験がある社員が在籍し、プロジェクトマネジャー・製造管理・資金調達等のノウハウが豊富にあります。大企業のプロジェクトは、プロジェクトの大きさの割に、初期段階では、十分な人員がアサインされないケースも多々あります。そんな時に当社が力を発揮し、お客様のニーズを充足できる協力メーカー様と一緒に、お客様のご要望を実現します。

プロジェクト ケースサマリー

【ケース①】

海外自社拠点に、お客様の要望にあう自動製造ラインを複数構築し、お客様の主要部品を長期にわたり納品しています。

 

【ケース②】

海外では精度を出すことが難しいが、長期的に使う部品であるため、安価に作りたいというニーズに対し、技術力はあるけれど、大量生産する設備・規模が足りない協力メーカー様に、当社が製造ラインを投資し、お客様、協力メーカー様共にWIN-WINな状況を構築しています。

 

【ケース③】

お客様からの更に安く提供して貰いたいという要望に応えるため、協力メーカー様の業務フローのうち、人手で行っていた部分を価格算出して、協力メーカー様には人手をかけない自動化ラインを実現し、お客様には人手によるミスがなくなり、価格も下げられるという付加価値を提供しています。

 

このようなプロジェクトの裏には、当社のグループ会社の中に、兼立電工という自動機を構築できる会社があるという強みがあります。兼立電工では、自動車のエアバックを自動で折りたたむ機械の製造や、お客様の大規模な製造ラインを中国で構築し、アフターフォローも継続している等の数々の実績がありますが、日本の労働人口が減少する中、ものづくりの現場では、人員確保が大きな課題となっており、人手をかけない安価な自動化設備の構築は、大きなテーマとなっています。

自動機構築のポイント

自動機は基本的には高額であり、安価に自動機を作成するためには、いくつかのポイントがあります。

①人の手で行っている作業の要点を理解し、

②既存の自動化の仕組みをどのように組み合わせて実現するか検討し、

③実際に量産品をスピーディに自動機に流した時に生じるエラー、不具合を調整して作成します。

この③の工程のときに、①・②が不十分で、追加コストが発生したり、そのコストが発生するなら対応できないとトラブルに繋がった経験をもっている協力メーカー様もいます。

 

また、完成後も、自動機の部品交換や、不具合が生じた際に微調整を行うメンテナンスも必要です。当社は、グルーブ会社に自動機を作れる会社があり、当社の中に兼立電工と一体となって案件対応するFA部があり、メンテナンスのために、FA部の担当が海外に出向いていって対応する等のアフターフォローまで行っているので、お客様と長期的な関係を構築できる自動機の提案ができるのです。

価格を安くおさえ、安定的に部品供給する案件では、日本のものづくりを支える中小企業の力が不可欠です。但し、機械だけで作れるような単純部品だけでなく、異なる素材を組み合わせたり、表面を鏡面仕上げと様々な加工の仕上げを組み合わせたりするような案件が増えており、そのような案件は人数が限られた日本のものづくり現場の人員では対応が困難となる案件も多くあります。

当社は、人手で組み込む工程を無くすASSY機や、二次加工のための整列機・仕分機を協力メーカー様に提案し、安定的な製品を人員に頼らずに実現するサポートを行っています。