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【海外拠点コラム】アメリカ
アメリカコラム①

やっぱり気になる国、アメリカ。
ハリウッド映画、音楽、スポーツ、ハンバーガー、大自然、ハイテク企業など、現在 世界中に影響を与えている文化の多くがアメリカから発信されています。アメリカは人種のるつぼ(Melting Pot)と呼ばれるように、多民族国家です。日本のように限られた民族や人種で構成された国家とは異なる特徴があります。自己や権利をはっきり主張することが求められ、また、自由や平等に対する意識が高いがゆえに、魅力のある情報が世界中に発信されているのだと思います。

アメリカの概要

ワシントンDCを首都として50州から構成される世界一の経済大国。国土は日本の約25倍、人口約3億3千万人が生活する世界一の多民族国家です。 下のグラフの通り、増加率は下がっているとはいえ10年単位で見た時にアメリカの人口は増え続けています。 直近の国勢調査によると、白人57.8%、ヒスパニック18.7%、黒人12.1%、アジア系6%、その他6.1%の結果となりました。ダイバーシティー指数(DI)を用いた分析に基づくと、全米のDIは54.9%から61.1%に上昇し、人種・民族の多様化が進んだことを示しています。使用言語は英語が80%を占めるものの、スペイン語も12%あり、このふたつが二大言語となっております。アメリカ人の半数弱がキリスト教プロテスタント系の宗派に属しており、他のキリスト教宗派と合わせると、アメリカ人の約70%がキリスト教徒です。歴史的に過去ヨーロッパからアメリカへ入植してきた人の中にプロテスタント系の清教徒が多かったためと考えられています。アメリカの主要産業は工業(全般)、農林業(小麦、トウモロコシ、大豆、木材他)、金融・保険・不動産業、サービス業が挙げられます。

アメリカコラム②

地域ごとの特徴

東海岸北部に位置するニューヨークは金融経済の中心となっており、有名企業の本社や国際連合があります。西海岸にはシリコンバレーがあり、皆さんが身近に利用されているリンゴマークの携帯電話、ググるでお馴染みの検索エンジン、エアビー宿泊アプリ、更には半導体メーカーなど世界有数の最先端企業が集まっています。西・東海岸沿い以外にも広大な土地があることから、州ごとに多様な気候や文化・産業が根付いています。

アメリカコラム③

投資先としてのアメリカの魅力

近年、約13億人という世界第一位の人口を擁する中国の消費が注目を浴びています。さらに、2050年には中国を抜いて人口が17億人に達すると予測されているインドも同様です。しかし、3億3千万人が住むアメリカは、世界一の経済大国として実質GDPおよそ20兆ドル、世界経済の約25%を占めています。堅調に推移するアメリカ経済を支えているのが、豊富な個人消費です。 アメリカのGDPの7割(世界のGDPの約17%)を個人消費が占めている消費大国です。まさにアメリカこそが、いまだに成長を続ける世界最大のグローバルマーケットであると言えます。

 

アメリカの各州で最も収益性の高い産業は何か?
下の地図は、各州で最も収益性の高い産業を図式化したものです。アメリカの各州は、その文化的アイデンティティにおいてユニークである一方、土地の地勢によって、どの産業が繁栄するかが決まってきます。農業に適した地域、産業や研究で強固な基盤を築いた地域、また観光の中心地として確立した地域もあります。 テキサス州での豊富な石油供給、ワシントン州の航空宇宙事業、ニューヨーク州でのダイヤモンド・貴金属などの宝石産業、メキシコ湾に近いルイジアナ州では鉱物製品や石油、更にはカリフォルニア州の機械関連、ミシガン州の自動車関連などが収益性の高い産業となっています。

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また、アメリカは改めて「メイド・イン・アメリカ」として製造業への国内回帰が進んでいます。 「メイド・イン・アメリカ」復活の原動力となっているのが、1.リスク緩和、2.自給体制強化、3.軍事防衛、4.消費者マインド、5.サステナビリティと言われています。

米国内企業はもちろんのこと、欧州・中国・韓国・アセアン等の企業も米国内での製造拠点の確保に力を入れ始めています。 広大な土地を有しながら、豊富な天然資源、原料調達から生産・加工まで、米国内でまかなうことも可能で、地政学や為替リスクに対してのリスクヘッジにもなると考えられています。 下の図は、現在アメリカに進出している日系企業を表しており、増減率では低下しているとはいえ、製造業が一番多く進出していることが分かります。

アメリカコラム5

BYOKANE (U.S.A.) CORPORATION

当社は、ボルトやナットその他締結部品をはじめ、多種多様な金属加工部品を取り扱う専門商社です。1988年からアメリカに進出し、車両・家電・OA・住宅・医療・太陽光のお客様を中心にアメリカでのものづくりを長年支えてきました。現在、ジョージア州ノークロスに営業所兼倉庫を構えており、温暖な気候と自然災害が非常に少ない土地のため、お客様への安定した供給体制が整っています。 従業員スタッフにおいては、英語・日本語でコミュニケーションが取れ、常にお客様目線での商品提案や課題解決提案を行うと共に、細やかな納期・在庫管理を徹底し顧客満足度を高めるために日々精進しています。

また、グローバルでの製品調達体制が整っており、日本・中華圏・アセアンとの情報共有と共に、お客様のニーズに沿った高品質な商品を適した地域からボーダーレスで調達することが可能になっています。 主な取り扱い技術・製品は、精密機器用ネジ、特殊冷間圧造、プレス加工、切削加工、ダイカスト、MIM、焼結、スプリング、ASSY、カーボン・マグネシウム等の射出成型、アルミニウム素材の特殊成型、樹脂成型、FAなどです。

顕在ニーズ・潜在ニーズを解決できる企業になる!

現在アメリカで注目されている産業としてカーボンニュートラルを目的とした「EV(電気自動車)」が挙げられます。アメリカの大統領が「2030年までに新車販売のうち50%以上をEVとFCVにする」という目標を大統領令として署名しました。この目標を達成することで、2030年に販売される新車からの温室効果ガスは、2020年比で60%以上削減出来ることになります。また、現政権が約1兆ドルのインフラ投資計画に、急速充電スタンドなどのEVインフラ整備費用として75億ドルを盛り込んでいることからも、アメリカでのEVへのシフトが進んでいることが分かります。

アメリカ6

以前、当社お客様からEV部品向けに異形ボルトのご相談を頂きました。Eコマース企業としてトップを走る企業の配送用バンに搭載される部品の一部ということで、まさに温室効果ガス削減につながるプロジェクトでした。
構想初期の段階ではボルトのスケッチでのご相談でしたが、使用用途を確認したうえで、生産工場側と協議し製造可能なボルト形状のご提案を行い、最終図面をお客様と一緒に作り上げていきました。さらには、重要管理項目の測定・検査方法のすり合わせをお客様と行い、品質においても製造工程・検査工程で保証を行うことで、安心して当社のボルトを使用していただいています。お客様目線と当社目線を持つことで、顕在ニーズと潜在ニーズの課題を見つけて解決策をご提案することで、お客様満足度を高めていけると考えています。

 

今後拡大していく環境関連のEV市場、それに付随する充電スタンド市場、内燃車からEV化が進むことにより新たに搭載される部品、軽量化などで変更される部品、太陽光市場、更にはグローバル市場の約4割を占めるアメリカの医療機器市場など、これらの市場には大きなビジネスチャンスがあると考えています。それらに関連するお客様、当社取り扱い部品に限らず、お悩みの製品や構想中の製品、その他ございましたら、ぜひともBYOKANE USAにお声がけ下さい! お客様の顕在・潜在ニーズに対し課題を解決ご提案させて頂くと共に、グローバルでの調達力とジョージア州での安定した供給力によってお客様のサステナビリティをお手伝いいたします。

会社概要

商号  :BYOKANE (U.S.A.) CORPORATION
所在地 :4025 Steve Reynolds Blvd. Suite 114 Norcross, GA 30093 USA
設立  :1988年
ISO認定 : ISO9001:2015

 

<お問合せ>
当社製品ならびに設計段階の製品のご相談、ご要望、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。
対面でのご商談は勿論のこと、WEB会議ツール「Microsoft Teams」での商談も可能です。

 

電話       :+1-770-923-3228
E MAIL  : byokanesupport@byokane-usa.com
USA HP :https://www.byokane-usa.com/
対応言語:日本語、英語

アメリカコラム⑧