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【海外駐在員コラム】ベトナム
ベトナムコラム_サムネ

「ベトナムの魅力は何ですか?」とお会いする方に聞いてみるのですが、皆さん総じて「人も穏やかで気候も暖かく、若さ・エネルギーに満ち溢れている。日本人に親しみを感じてくれていて治安も良い。フランス統治下の影響を残しノスタルジック溢れる古い街並みと近代的な開発が混ざり合った住みやすい国」といった感想を持たれている方が多いようです。実際にも、新興国特有の急なルール変更等で、予期せぬ対応が必要となるといった戸惑う場面はあるものの、近年諸外国からの投資が増えている中、真面目で勤勉でエネルギー旺盛な国民性を活かして日に日に発展を遂げている国であります。

東南アジアの中心として、拡大が見込めるベトナム

人口約9,800万人と1億人超えが間近に迫る状況に加え、平均年齢は31歳で人口の約69%を15~64歳の労働年齢人口が占め、若く豊富な労働力確保が可能、その一方で他のASEAN諸国と比べ人件費が比較的安く、また労働者の質が高い、と言われています。

政治的に共産党一党体制が安定する中、中国への投資リスクを回避するという観点から、近隣のアジア諸国に第二の拠点を設ける「チャイナプラスワン」としても脚光を浴び、外国からベトナムへの投資は堅調に推移し、投資しやすい条件が整っている、と考えられます。

また、ベトナムは東南アジアの中央に位置していることから、中国やASEAN諸国のアクセス 及び 日本や北米への輸出 に於いても優位性を秘めており、経済成長率の点から見ても継続した成長を達成し、中長期的に見ても成長の見込める国となっています。

経済成長が続く中、一人当たりの名目GDPが全国合計で2020年US$2,779とモータリゼーションが本格化すると言われるUS$3,000間近と迫り、2017年にはベトナム初の自動車メーカー(Vinfast)が登場、世界的なEV化が加速する中、2022年末以降はガソリン車の生産を停止し、EV車のみの生産に切り替える計画であること、首都ハノイでは大手日系企業が参画し、スマートシティ開発に乗り出し “ゼロエミッション”を目指したまちづくりに取り組むとされており、いわゆる 「 発展途上国 」という印象からはかけ離れた、環境・インフラ・教育面でも大きな可能性を秘めていると考えています。

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ベトナムの主な地域と特徴

南北に長い国土をもつベトナムは、その歴史、地理、気候風土に起因する発展形態の違いなどにより、北部、南部と2つの地域に分けて語られます。歴史的背景からいえば、19 世紀以降でも、フランス領インドシナ下で北部、中部、南部と異なった植民地体制下に置かれたり、ジュネーブ協定調印で設定された北緯 17 度線の軍事境界線によって南北に分割されたりするなど、幾度も地理的に分断されてきました。1976 年にベトナム社会主義共和国が成立し、南北が統一される以前には、「北は社会主義体制」、「南は資本主義体制」と政治経済体制も異なっていました。

1995年前後から日本を含めた西側諸国のベトナム投資ブームが勃発。1991年:ソ連崩壊、1992年:日本のODA再開、1994年:米国の経済制裁一部解除、1995年:米越国交正常化・ASEAN加盟が背景にあり、南ベトナムには市場経済体制導入基盤が整備されていたため、外資の流入状況についても南ベトナムが圧倒的にリードしてきた歴史的経緯がありますが、近年は北部へも大手外資系企業の進出が相次ぎ、北部・南部での差は小さくなってきている印象です。

当社においても、2007年にハノイに現地法人を設立、2008年より工場稼働開始しておりますが、南部への拡販も見据えて2019年にホーチミン事務所を設立。南北に長いベトナム全土をカバーできるような営業体制を確立しております。

南北約1,600km・東西600kmと南北に細長い国土から、それぞれの地域で以下のような特色があります。

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東京鋲兼は2007年からベトナムでビジネスを展開しています

東京鋲兼は、締結部品をはじめ、多種多様な金属・その他素材の加工部品を取り扱う専門商社として、日本だけではなく、東南アジア・中国・北米地域を中心に、車輌関連・家電・OA関連のお客様を中心に長年モノづくりを支えてきました。

ベトナムがWTOに加盟した2007年前後から日系企業のベトナムへの進出が加速していた中、当社も2007年にハノイに工場を設立、シンガポール工場で保有していた設備を移管させると同時に新規設備も増強、加えて熱処理・亜鉛鍍金ラインも自社工場内に立ち上げることで、材料受け入れ~完成品までの “一貫生産” を行うことで顧客からの信頼を勝ち取り、生産・販売を拡大させ、2019年には南部ホーチミン市に駐在員事務所を構え、ベトナム国内北部~南部まで国内全土を広くカバーする営業体制を構築してきました。

当初は、ベトナム国内の日系企業及び海外グループ会社を通して車輌・OA・家電関連の日系の顧客への販売をメインとしてきましたが、EV車の生産を開始するVINFASTといった成長著しいベトナム国内企業との取引を拡大、また、競争力のある現地メーカーを開拓し、自社工場品のみならず品質保証を加えた現地メーカー品を、ベトナムを起点とし、東京鋲兼グループのグローバルネットワークを活かし、世界各国へ輸出していくことで更なる発展を目指しております。

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最高の顧客満足度と成長し続ける会社へ

会社方針のトップに “ 顧客満足度の向上 ” を掲げ、全ての作業において品質第一を徹底し、“ 日本品質 ” ・ “ ベトナム価格 ”を実現、アジリティを重視した組織作り・顧客対応を実現するべく日々業務に邁進しております。

また、普段の業務に於いて、“ 出来ない理由を探す ” ことより “ どうやったら出来るか ” を考えるようにし、JIS規格品のみの生産から、袋詰めAssy品、着色鍍金、ステンレス製品 及び ステンレス製品への着色、多段圧造部品、切削二次加工の内製化、と生産カテゴリーを増やしてきました。また、お客様の使用条件を細かく確認させていただいた上で、対板金用として、“ ねじ込みやすく、緩みにくい ”をコンセプトに掲げた自社開発ネジの量産化も実現。日々直面する課題に真摯に向き合うことで、現場力=問題解決能力を向上させ、更なる顧客満足度向上目指します。

これらを達成する上で重要な事として、現地従業員との調和も大事な要素として挙げられます。ジョブホッピングが当たり前の国柄、いかにして優秀な人材に継続して勤めてもらうか、新入社員に魅力的な会社である・継続して勤めたいと思われる会社となれるか、非常に重要な課題となります。当社としては、社員旅行や忘年会・部署別食事会といった場を設け、積極的に現地従業員とのコミュニケーションを図ることで会社としての一体感を生み出せるようにし、2021年コロナ禍の中で経験し、乗り切ることが出来た工場での泊まり込みでの生産等、今後も従業員一丸となって困難を乗り越え、成長し続ける会社を実現させます。

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会社概要

商号 :TOKYO BYOKANE VIETNAM CO., LTD

所在地

【Hanoi Head Office / Factory】

Plot P10-P11, Thang Long Industrial Park, Vong La Commune, Dong Anh District, Hanoi

 

【Ho Chi Minh Office】

Room 1531, 15th Floor, SSG Building, 561A Dien Bien Phu Street, 25Commune, Binh Thanh District, Ho Chi Minh City

 

設立 :2007年8月26日

URL:www.fact-link.com.vn/home/byokane

 

<お問い合わせ>

当社製品並びにご意見、ご要望、ご質問などお気軽にお問合せ下さい。対面での商談が難しいお客様のご相談・ご要望にも最大限にお応えできるよう、オンライン会議ツール「Microsoft Teams」を使用した商談も可能です。

 

電話  :+84-24-3959-0061

Eメール:sales@byokane.com.vn

対応言語:日本語、英語、ベトナム語

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